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ごあいさつ用画像

理事長ごあいさつ

理事長写真

江連八間土地改良区
理事長 吉原 光夫


第14回 通常総代会 ごあいさつ

 皆さんおはようございます。本日は、令和六年度第十四回 通常総代会にお忙しい中ご出席頂き誠にありがとうございます。世間では今、毎日のように米が高いと話が出ております。新聞を見てもテレビのニュースでも米が高いと言う話ばかり出ておりますけれども、我々生産者現場から見れば当たり前の事だと言ってやりたい気がします。生産資材の高騰、あらゆる物価が上がっている中での米価ですから逆に、今回米価が上がらなかったら非常に厳しい状況におかれてしまったのではなかろうかと思っている所でございます。
 問題はこれからの事ですが、国の方で備蓄米の放出、そしてまた主食米の面積の拡大、そう言う事が懸念される訳ですが4万、5万とバカみたいな相場ではなくても再生産できる確実なデータと言うものが決定していただければありがたいなと思っている所でございます。昨年二十五年ぶりに農業の憲法でもあります食料・農業・農村基本法の改正がありました。今、内容について煮詰めている段階でございますけど、日本の農業が大きく変わる時代に入って来ているのではなかろうかと思っております。今、日本の農業人口は百十九万人。その中で六〇歳以上が7割と言われております。後十年たつと農業人口は四分の一になると言うデータがはっきり出ております。非常に大きな変わり目に入っております。各市町村でも地域計画を作成しております。これはどう言う事かと言いますと、各地域の農地を誰が耕作しているかを色分けしているんですね。例えばAさんが耕作しているのが赤、Bさんが耕作しているのは青と色分けしているんですが、その図面を見てみますとその地域が5色6色ぐらいで埋まっております。当然細かい農地もありますが、たぶん近い将来5色ぐらいの色に染まってしまうのではなかろうかと思っております。今後、担い手と言われる農家の方々がその地域を耕作して行くと言う事になると思っております。本当にこの先、日本の農業が大きな変わり目に来ているところであります。我々土地改良区としましても、これまでの運営方法では中々苦しくなります。時代に即した運営と言うものを考えて行かなくてはならない時期に来ていると思っております。そう言う状況の中でございますけれども、現在当改良区で今行っている主な事業について報告致します。
 圃場整備事業関係ですが、一つ目は下妻市の総上豊加美地区圃場整備事業は百八ヘクタールあります。大体仕上がりまして、今年から作付け出来ると思います。二つ目は常総市の三坂地区圃場整備事業は五〇ヘクタールあります。数年前から作付けはしておりますけど全て完了するのは令和八年度で完了する見込みでございます。後は下妻市の二本紀地区農業競争力強化農地整備事業は六四ヘクタールありまして、令和七年度から開始でございます。

砂沼と桜の挿し絵

 その他では、今年から田んぼダム促進事業を行っております。これは、全国的に線状降水帯やゲリラ豪雨等が発生しておりまして、非常に水害が多く増えているわけでございますが、それに対しての治水関係の事業でございます。茨城県の方が今年度、補正予算で田んぼダム関係の補正予算を組んだわけでございますが、その中のモデル地区が茨城県で2ヶ所ありますけれども、その1ヶ所が当改良区に来たわけでございます。これは百パーセント県の補助金で出来る事業であります。今回6800万円の予算がつきまして、それを当改良区で全部やらせていただく事になりまして、面積は約六〇ヘクタール、今年度の事業ですので早急に現場でやっております。水田の排水側に田んぼダムの桝をつけて大雨が降っても一度に水が流れないように時間をかせぐシステムになっております。桝をつけると同時に排水の整備が同時に全部出来る内容になっております。この事業に関しては来年、再来年と3年間やる予定でございます。我々土地改良区といたしましても積極的に取り組んで参ります。
 何点かの主な事業を報告したわけでございますが、いずれにしましても、先程申し上げたとおり日本の農業情勢が大きく変わっている中で我々土地改良区としましても時代の流れに沿った内容を踏まえまして進めて行きたいと思っております。
 我々役職員一丸となって組合員の方々のご意見に添えられるように努力して参りたいと思っておりますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
 簡単ではございますが私の挨拶にかえさせて頂きます。

令和 7年 4月 1日