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ごあいさつ用画像

理事長ごあいさつ

理事長写真

江連八間土地改良区
理事長 吉原 光夫


第13回 通常総代会 ごあいさつ

 おはようございます。本日は、令和五年度通常総代会にお忙しい中ご出席頂き誠にありがとうございます。 今回は、総代の改選もありまして、九十名総代がいる中で五十六名が新しい総代さんになられたということで、約三分の二が変わったわけでございますが何卒よろしくお願いしたいと思います。
 今年は、皆さんご存じのように年明け早々能登半島の地震もありまして、年明けから大きな災害があって令和六年度という年はどういう年になるのだろうと非常に不安になっている方々も 多くいらっしゃったのではないかと思っているところでございます。
 毎日、テレビから流れてくるニュースを見ますと、大変な被害にあっているわけでございますけども農業関係でも農地、農業施設を含めかなりの大きな被害が出ておりまして、 今年の作付けができなくなるという場所もかなりあると新聞にも書かれておりました。本当に気の毒な状況と察するところでございます。一日でも早い復興というものを願っているところでございます。 そういう中での江連八間土地改良区でありますけども非常に農業情勢そのものが厳しい中で我々の土地改良区もやはり別ではありません。運営状態が非常に厳しい状態であるといっても過言ではないと思っています。 土地改良区の中にある用排水機場を含めた関連の施設が作られてから五十年から六十年経っているものが非常に多くなっております。 老朽化が進んでおりまして、それに伴う修理、修繕が非常に各箇所で多く出ているのが現状でございます。 主要な大きい施設は、少し直すと何百万というお金がかかります。用排水機場、本日の案件の中にも出てきますけども設備の更新には何千万という経費が掛かるわけでございます。 また、それに追い打ちをかけるように昨今の電気料金の値上がりが大きなネックになっているところでございます。 しかしながら、そんな状況であっても乗り越えていかなければならないということで、工事関係としましては国、県の補助事業を活用しまして土地改良区からの持ち出しはできるだけ少なくするという方法を取っています。 電気代につきましては、管内には二百四十箇所の機場がございます。それに関係する電気代が大きく今まで影響しておりましたけども、これまでは雨が降っている中でもポンプを回しているという地区もあったのは事実で ございまして、全般的に管理を見直していこうということで3年前から地元の方々の協力を得ながらポンプの電気代削減に取り組んできましたことが非常に功を奏しまして年間千五百万円ぐらいの電気代を節約するに至りました。 土地改良区の業務運営としましては、非常に厳しい状況でございますけども一丸となって乗り越えていきたいと思っているところでございます。

砂沼と桜の挿し絵

 前向きな事業としましては、圃場整備を二地区で行っております。下妻の総上豊加美地区が約百ヘクタール、常総市の三坂地区が約五十ヘクタールでございます。 総上豊加美地区が令和九年、三坂地区が令和八年に完成予定ということで順調に工事のほうも進んでおりますのでこの場をお借りして、ご報告を申し上げたいと思います。 農業全体というものを見たときに大きく変わる時期に来ていると思います。昨年の調査の中で今農業に従事している人口が百十六万人いると言われておりますが、その百十六万人の中で七十歳以上が六十パーセントです。 六十歳代が二十パーセント、五十歳代より下が二十パーセントこういう数字が出ております。あと二十年で農業従事者が四分の一になると言われているわけでございます。 今年は、食料農業農村基本法これは、農業の憲法と言われているわけでございますけども、その改正が行われる年でもあります。 内容は明らかになっていませんが、いづれにしても今農業全体が大きく変わる時代に入っていると思っております。 我々、土地改良区としてはどういう状況になっても組合員方々が安心して農業に従事できる環境を創るのが我々の使命でございますから、これから役職員一丸となって頑張っていきたいと思うところでございますので、 皆様方のご協力を心からお願い申しまして簡単ではございますけども私の挨拶にかえさせて頂きます。

令和 6年 4月 1日